《書籍本》万葉集に秘められた出雲王朝

　　日頃より、当会のサイトにご訪問いただき誠にありがとうございます。
　当サイトも2006年の７月に公開して以来、アクセス者数が８万人を超えるにいたりました。これも、一重に皆様のご厚誼の賜物と厚く感謝申し上げます。
　振り返りますと、04年に、万葉集についての本を、ふと書店で手にしてから、古代史との関わりが始まりました。以来、邪馬台国、卑弥呼、日本国誕生など、わが国の古代史の謎を追い求めてきました。
　そして、０８年に、「新説『日本古代史研究』」を出版いたしました。
　その後も引き続き古代史の検証を続けてまいりました。そして、2014年、再び、出版に至ることができました。前回の書籍でも万葉集には触れていましたが、今回は、さらに、より深く万葉集の謎や疑問を検証しています。
　当会のサイトにおいても述べていますが、わが国における古代史、特にその成り立ちに関しては、あまりにも謎が多すぎると言わざるを得ません。一方、中国の史書においても、史実に基づいて書かれているものもあれば、唐代にあってはかなりの改竄とも言えるほどの書き変えの跡が見られます。
　そんな中にあって、わが国の古代における姿を復元する事は、困難を極めました。
　古事記・日本書紀・万葉集・中国の史書をはじめ、神社・古墳などの遺跡も含め、今に残るあらゆるものを可能な限り研究し、そこから現在の認識に到達いたしました。
　奈良、京都、滋賀、福岡、宮崎、鳥取、島根など、重要な拠点と思われる所にも出かけました。そこからは、わが国の古代史学会も含め、皆様方が学校で習得した歴史認識とは、大きくかけ離れた姿が浮かび上がってきました。
　だからといって、この認識を正しい物だとして、皆様に押し付けるものでもありませんし、
そんなことができるはずもありません。ただ、わが国の古代史に疑問を抱き、あるいはそこにロマンを求める人々に、一つの歴史認識として、その検証のたたき台にでもしていただければ今生の喜びとするものであります。
　ぜひ、ご一緒に古代史を考えましょう。
　そして、それは今という時代を解き明かすことでもあります。
　何卒、別記詳細をご検討の上、ご購入賜りますようお願い申しあげます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　みんなで古代史を考える会　西山恒之

『万葉集に秘められた出雲王朝』